ドールワールドフェスティバル

　今はこんな風にすぐに疲れたりしちゃってますが、本来イベントに行って色んな作家さんの作品を見るのが大好きなハク。
　今回、行ってまいりました。
　ソレもドールワールドフェスティバルに。
　このイベントを知ったのが数ヶ月前。
　公式を見つつ、楽しみに楽しみにして、土砂降りの中行きました。
　ドールワールドフェスティバルって何？と思われる方もいらっしゃるでしょう。えぇ、ハクも思いました。
　普段、ハクが「行ってきまーす」と参加したり見に行くドールショウやアイドールは、企業が売ってるお人形に関連したモノを売るっていう感じなんですね。
　お洋服だったり小物だったり。
　勿論、自作のお人形や雑貨を売る方もいるんですが、やはり少なめ。
　今回行ったドールワールドフェスティバルは、自作のお人形やビスクドールが中心のイベントでした。
　吃驚した。すごく濃いイベントだった。
　本当に良い意味で濃いイベントで、すごい雨の中だったけど、行って良かったと思いました。
　羊毛で素晴らしい人形を作られてる作家さんや、全て一から作っている着ぐるみのお人形。
　小さい小さいビスクドールや、ものすごく時の流れを感じるビスクドール。
　ベビードールや見た事のない子も沢山沢山いて、ホビーショーの時みたいにウキウキと会場をグルグル回っていました。
　一体一体のお値段はかなりのモノ。
　どの子も軽く数万円、中にはそれ以上の子もいましたが、皆さん大好きな作家さんの作品を買うのを待っていたのか、展示の子だけが残っていたり、ディスプレイされてある机も空間が目立っていたりと、盛況のようでした。
　いつも行くイベントは、ハクの年齢では、上の方に入る感じがしていたんですが、昨日行ったイベントはかなり下の方に入る感じで。
　この方達はずっとこうして作っていらっしゃるようで、作品も技術を感じられるモノが多く……。
　あぁそうか。モノを作るので一番大事なのは、こうして作り続けていく事なんだな。と実感しました。
　いつかハクも、こうした方達と同じ年齢になった時、今のハクぐらいの世代の方から、「モノを作り続けてきた作家」なんて思われるようになりたい。
　だからこそ今、作りたいモノを作る。作り続けて技術を上げる。
　というのが大事なんですね、うん。
　今のハクは、迷って迷って悩んで悩んで。
　作っていても、「前のヤツの方が出来が良かった」なんて思い、途中でガックリしてやる気を無くす事もあったり。
　でもソレで良いんだなぁって。
　そうして必死に迷ったり悩んだりして手を動かす事が、技術を上げる事になる……と思った一日でした。
　なんだか、ちょっとはしゃいだ文章になっちゃってる気がするんですが、ソレほど高揚するイベントだったんだと思ってやってください。
　心の膿が落ちるような、良い時間を過ごせました。
　こういうイベントは、また機会を作って足を運びたいと思います。
　作家の皆さん、本当にお疲れ様でした。
　素敵な作品を直接目にする機会をありがとうございました。