その時その時楽しんでいるモノを、無節操に書き連ねています。
日常、ゲーム、手芸以外にも、お人形も普通に登場しております。
大きさ、メーカー、性別も様々、意志を持って話している時もありますから、苦手な方はご遠慮ください。
微温猫庭園というディーラー名で、イベントに参加しています。
写真の無断転載も禁止です。
暑い日中。人だけでなく、陽光を喜ぶ緑達でさえ、しんなりと下を向いてしまうそんな季節。
暑いからこそ楽しめる、そんなモノが子猫ちゃん達にはある。
決して広い庭ではないけれど、綺麗に手入れされ、多少走り回れるスペースの一角。
ソコに、子猫ちゃん達のリゾートが突如現れるのだ。
「んふ~v」
「んふふ~v」
恥ずかしがる事もなく素っ裸になった子猫ちゃん達は、鼻息荒く太陽の下に飛び出しそーっと片足を持ち上げる。
ちっちゃい足がゆっくりと下ろされた場所は、ビニールプールの内側、澄んだ水が張られている場所。
「ちべてーっ!」
「んきゃーっ!」
猫のクセに、決して水を恐れる事のない子猫ちゃん達は、迷いなく足を漬ける。
「うひゃー!」
「きもちいーっ!」
一気に水へダイブして、全身を水に浸す子猫ちゃん達の顔は、笑顔イッパイだ。
「楽しいですか~?」
開け放した窓の向こう、部屋の中から八戒がヒョイと顔を出し声をかけると、
「たのしーっ!!」
「ありがとはっかいーっ!」
テンションが上がりきった子猫ちゃん達の返事が来る。
「八戒、朝から大変だったでしょ?」
よいしょと、ビニールプールが日陰になるよう、パラソルを差している天蓬もすでにハーフパンツに裸足にビーチサンダルで。
彼も足を入れる気満々なのだ。
「そんな事ないですよ。朝、ちょっと水を入れておいただけですしね」
30度を余裕で超える夏の日々。
いくら子供の方が体温が高いといっても、基礎体力が低い子供は、長期に渡る暑さに対抗できない。
かといって、常に冷房に当たらせるのはまた別の意味で身体に悪い。
八戒は、子猫ちゃん達の身体を考慮して、楽しく涼を取れるよう朝早くからビニールプールに水を張り、午前中遊ばせてあげるのだ。
「ちべたいちべたいv」
「ちべたいちべたいv」
温まりきってしまった身体を、外気に当てられ続けた水が、程よく冷やしていく。
きっちりとパラソルを立てた天蓬は、準備していた椅子に腰掛け水に足を突っ込んだ。
「あ~、良い感じですねぇ」
「なぁ、てんぽv」
ヘラv と笑顔を零した捲簾の目は、悪戯するぞ~という意気込みでキラキラ輝いている。
「・・・臑毛抜いたらダメですよ?」
「・・・・・」
勘を働かせた天蓬がキッパリと言うと、捲簾はぷぅと頬を膨らませ、耳をプルプルと震わせて抗議した。
「またはえてくるのに」
「生えてくるけどダメなんです」
彼にしては珍しいダメ出しに、捲簾はちぇっ!なんて良いながら、ジョウロで遊ぶ悟浄の頭に、プカプカ浮いているヒヨコちゃんを乗せてみる。
臑毛はダメだけど、ソレはソレだ。他にも楽しめる事はたくさんある。
プールには、ジョウロや水鉄砲やプカプカ浮くヒヨコちゃん達。
魅力的な姿で子猫ちゃん達を誘っているのだ。
「ごじょーのかみはあかいから、きいろいひよこちゃんがにあうぞ」
「かわいいか?おれかわいいか?」
「とーってもかわいいぞ」
「んふ~v」
男の子だけど、女の子と同じ褒め言葉をもらう事に抵抗もない悟浄は、素直に喜ぶ。
大好きな人に、どんな形でも良く思われる事は、嬉しい以外ないのだ。
「にーちゃんは、みずてっぽうがにあうv」
「そうか?」
「うん、かっこいいな!」
悟浄にとって、捲簾は初めて出来た同胞で守ってくれる家族だ。
ちょっと年上の捲簾は、悟浄が猫として知らなかった仲間の習性を教えてくれたり、兄として労ってくれたりする優しい存在。
いつかおれもにーちゃんみたいになるんだ!と心密かに思う憧れなのだ。
冷たいお水に大好きな家族。
遠慮もなくバチャバチャ遊んでいる様子を、目を細めて見る天蓬に、ソッと差し出された大人の楽しみ。
「缶のままですけど」
「海の家って感じで、ソレもまた良いですねぇ」
差し出されたビール缶を受け取り、同じように椅子に腰を下ろした八戒と顔を見合わせ微笑む。
「にがいのだ」
「おいしくないやつだ」
ヒソヒソと囁き合う子猫ちゃん達に、また目を細め笑う。
「お昼どうします?」
「身体冷えちゃってますからね。天ぷら沢山乗せた温かいおうどんにして、デザートは白玉ぜんざいで、その後、子猫ちゃん達にはお昼寝してもらおうかなって」
「健康的な夏の日ですねぇ」
「・・・子猫ちゃん達がいなければ、絶対味わえないですね」
「えぇ」
勢いよくプルタブを引き上げると、軽快な音が弾けた。
目の前には、笑顔しかない愛しい子猫ちゃん達。
ビールのツマミには充分すぎる光景を見つめながら、彼らはビールを一気に喉へ流し込んだ。
暑いからこそ楽しめる、そんなモノが子猫ちゃん達にはある。
決して広い庭ではないけれど、綺麗に手入れされ、多少走り回れるスペースの一角。
ソコに、子猫ちゃん達のリゾートが突如現れるのだ。
「んふ~v」
「んふふ~v」
恥ずかしがる事もなく素っ裸になった子猫ちゃん達は、鼻息荒く太陽の下に飛び出しそーっと片足を持ち上げる。
ちっちゃい足がゆっくりと下ろされた場所は、ビニールプールの内側、澄んだ水が張られている場所。
「ちべてーっ!」
「んきゃーっ!」
猫のクセに、決して水を恐れる事のない子猫ちゃん達は、迷いなく足を漬ける。
「うひゃー!」
「きもちいーっ!」
一気に水へダイブして、全身を水に浸す子猫ちゃん達の顔は、笑顔イッパイだ。
「楽しいですか~?」
開け放した窓の向こう、部屋の中から八戒がヒョイと顔を出し声をかけると、
「たのしーっ!!」
「ありがとはっかいーっ!」
テンションが上がりきった子猫ちゃん達の返事が来る。
「八戒、朝から大変だったでしょ?」
よいしょと、ビニールプールが日陰になるよう、パラソルを差している天蓬もすでにハーフパンツに裸足にビーチサンダルで。
彼も足を入れる気満々なのだ。
「そんな事ないですよ。朝、ちょっと水を入れておいただけですしね」
30度を余裕で超える夏の日々。
いくら子供の方が体温が高いといっても、基礎体力が低い子供は、長期に渡る暑さに対抗できない。
かといって、常に冷房に当たらせるのはまた別の意味で身体に悪い。
八戒は、子猫ちゃん達の身体を考慮して、楽しく涼を取れるよう朝早くからビニールプールに水を張り、午前中遊ばせてあげるのだ。
「ちべたいちべたいv」
「ちべたいちべたいv」
温まりきってしまった身体を、外気に当てられ続けた水が、程よく冷やしていく。
きっちりとパラソルを立てた天蓬は、準備していた椅子に腰掛け水に足を突っ込んだ。
「あ~、良い感じですねぇ」
「なぁ、てんぽv」
ヘラv と笑顔を零した捲簾の目は、悪戯するぞ~という意気込みでキラキラ輝いている。
「・・・臑毛抜いたらダメですよ?」
「・・・・・」
勘を働かせた天蓬がキッパリと言うと、捲簾はぷぅと頬を膨らませ、耳をプルプルと震わせて抗議した。
「またはえてくるのに」
「生えてくるけどダメなんです」
彼にしては珍しいダメ出しに、捲簾はちぇっ!なんて良いながら、ジョウロで遊ぶ悟浄の頭に、プカプカ浮いているヒヨコちゃんを乗せてみる。
臑毛はダメだけど、ソレはソレだ。他にも楽しめる事はたくさんある。
プールには、ジョウロや水鉄砲やプカプカ浮くヒヨコちゃん達。
魅力的な姿で子猫ちゃん達を誘っているのだ。
「ごじょーのかみはあかいから、きいろいひよこちゃんがにあうぞ」
「かわいいか?おれかわいいか?」
「とーってもかわいいぞ」
「んふ~v」
男の子だけど、女の子と同じ褒め言葉をもらう事に抵抗もない悟浄は、素直に喜ぶ。
大好きな人に、どんな形でも良く思われる事は、嬉しい以外ないのだ。
「にーちゃんは、みずてっぽうがにあうv」
「そうか?」
「うん、かっこいいな!」
悟浄にとって、捲簾は初めて出来た同胞で守ってくれる家族だ。
ちょっと年上の捲簾は、悟浄が猫として知らなかった仲間の習性を教えてくれたり、兄として労ってくれたりする優しい存在。
いつかおれもにーちゃんみたいになるんだ!と心密かに思う憧れなのだ。
冷たいお水に大好きな家族。
遠慮もなくバチャバチャ遊んでいる様子を、目を細めて見る天蓬に、ソッと差し出された大人の楽しみ。
「缶のままですけど」
「海の家って感じで、ソレもまた良いですねぇ」
差し出されたビール缶を受け取り、同じように椅子に腰を下ろした八戒と顔を見合わせ微笑む。
「にがいのだ」
「おいしくないやつだ」
ヒソヒソと囁き合う子猫ちゃん達に、また目を細め笑う。
「お昼どうします?」
「身体冷えちゃってますからね。天ぷら沢山乗せた温かいおうどんにして、デザートは白玉ぜんざいで、その後、子猫ちゃん達にはお昼寝してもらおうかなって」
「健康的な夏の日ですねぇ」
「・・・子猫ちゃん達がいなければ、絶対味わえないですね」
「えぇ」
勢いよくプルタブを引き上げると、軽快な音が弾けた。
目の前には、笑顔しかない愛しい子猫ちゃん達。
ビールのツマミには充分すぎる光景を見つめながら、彼らはビールを一気に喉へ流し込んだ。
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